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2014年01月

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版画系

版画系

会場: 文房堂ギャラリー
会期: 2014年1月20日(月)- 2月1日(土) 会期中無休
開催時間: 10:00~18:30 (2月1日は17:00まで)

出品作家: 加納光於、松本旻、野田哲也、坪田政彦、鎌谷伸一、木村秀樹、天野純治、
渋谷和良、赤塚祐二、山口啓介、木村真由美、広沢仁、小野耕石、中田有華、門馬英美、
畠山美樹、吉田ゆう、金光男、中村真理

企画・主催: press実行委員会
協賛・協力等共催: 文房堂ギャラリー
助成: 公益財団法人 花王 芸術・科学財団、財団法人 朝日新聞文化財団(順不同)
協力: アワガミファクトリー、ギャルリー東京ユマニテ


概要

I
press実行委員会は、浮世絵で開花した“版画文化の土壌”に着目し、その後、さまざまな変遷をたどりつつある現在の「版画」という媒体を通して、日本文化の一つの可能性を継続的に考えてみることを目的としています。この度、2001年に開催した初回展「版画再考」、2004年の「版画を読む」、そして2010年の「版画の色―リトグラフ」に続く4回展として、2014年に「版画系」を企画し、近年、特異な展開がみられるシルクスクリーン(孔版)をはじめ日本の現代版画の現状を、作家の視点から検証します。

II
日本は世界的にも稀な版画文化を持つ国です。近代日本の創作版画運動で提唱された「版画家」とは、江戸時代の浮世絵版画の絵師、彫師、摺師の三人分の分業、つまり、描画・製版・刷りという手間のかかる版画制作を一人でこなす作家のことを指します。20世紀後半を通じて、とくに日本で版画家は独特の領域を形成してきました。
いま、その土壌の中から、版画の専門性に充足するばかりではなく、少し違った意識で版画を捉えてみようという気運が生まれています。たとえば、手間がかかるゆえに多様で複雑な表現の発見や“気づき”を促す版画制作の経験の中から、絵画制作に視点をずらしてみるというような一群の作家たちが現れています。このような意識で制作された、版画制作の経験を契機にもっている作品を、わたしたちは《版画系》とよびたいと思います。それは絵画そのものか、彫刻的な作品として現れる場合がありますが、この企画ではその契機の母胎となる、紙を基本とする版画作品に絞りご紹介いたします。
シルクスクリーンを例にとると、かつては、文字や写真などを転写による版画特有の反転作用さえなく、簡単に取り入れられるという特性や、拡大縮小して比較的何にでも繰り返し複数刷れるという版画の利便性が強調されました。この利便性に着目し、アメリカのポップアートの作家たちは、図像をシルクスクリーンでキャンバスに直接刷って「絵画」として制作したのです。
しかし最近の油性シルクスクリーンでは、このような利便性ばかりではなく、版がもつレイヤーの生成力に着目し、油彩の抽象絵画のように何層にも絵具を部分的に重ねるための方法として、あるいは、透明な樹脂層などを含めた絵具 (インク) によるにじみの特性、また、その物質性の表出の結果として立体へ向かうものなど、版に内在している構造的で美的な力に関心が移っています。
一方、今日では伝統的な版画方法を使いながら、一点しかつくれないモノタイプの併用を混在させることによって、版画の最も大きな資質である複数性をほとんど放棄してしまっている作品も見られます。
果たして今後、版画は複数性の消滅へ向かうのか、あるいはその版画の自己矛盾の中から新しい絵画表現が生まれてくるのか……このような現在の版表現の一端を、先駆的な作家から大学院の現場の制作者に至る、幅のある作品によって報告します。
ひろく美術に興味ある人々のご高覧をお待ちしております。


●イベント情報シンポジウム1 「版表現」とは何?
司会:谷新 (宇都宮美術館館長)
加納光於・松本旻・野田哲也・坪田政彦・木村秀樹・山口啓介
日時=1月20日(月) 16:00-18:00 会場にて(以下同)
●レセプション 日時=1月20日(月) 16:00-17:00
●シンポジウム2 これからのシルクスクリーン
司会:天野純治 木村真由美・広沢仁・小野耕石・門馬英美・渋谷和良
日時=1月25日(土) 15:00-16:30

会場住所: 〒101-0051東京都千代田区神田神保町1-21-1 文房堂ビル4F

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